何度も見る夢は
少しずつ設定やストーリーが変化する。
登場人物(人じゃないこともあるけど)が、変わってたり。
ずいぶん前に見た7人のロボット達の夢も、何度か見るうちにかなり内容が変わったような(^_^;)。
しかし、先日の夢で完結してしまったようだ。
というわけで、完結版のストーリーを、思い出しつつ。
常に厚い雲に覆われて、薄暗い惑星。
壊れた建物達の中に、ポツンポツンと壊れずに残った建物が見える、ほぼ灰色の世界。
コケ程度の植物以外は、生物が全くいない。
そんな星の片隅で、7人のロボットが目覚める。
このロボットには性別があり、女性性格のロボットは、体内の装置とロボット製造機と連結することで、ロボットの体を作ることができる。
男性性格のロボットは、電子頭脳を作る装置を内蔵している。
つまり、その2つを組み合わせて作られるロボットと、作った男女のロボットは、親子のような関係になる。
新しく作られるロボットは、両親から半分ずつランダムに選ばれた性格パターンを受け継ぐ。
生き物のように、繁殖していくロボットである。
ロボットの外見は、雪ダルマに手足が付いたような形。
顔には、人間の目に当たる部分に2つの小さなカメラのレンズ。
口に当たる部分に、少し横長のスピーカー。
耳に当たる部分に、穴が開いているだけにしか見えないマイク。
顔は、上下左右に少しだけ動かすことができる。
もちろんロボットなので表情は全く動かないが、声だけには感情が表れる。
体は真っ白で、下の球体にベルトのように一本線で色が付いている。
男性性格のロボットには、レッド、ブルー、ブラックの線が。
女性性格のロボットには、イエロー、ピンク、オレンジの線が。
そして、ロボットを作る装置が失われ、中性的な性格のロボットにはグリーンの線があった。
ロボット達は、その色でお互いを呼び合う。
7人の他には、ロボットはいないようだ。
なぜ同時に目覚めたのかも、わからない。
目覚めた場所にあるものは全て壊れてしまっているので、そのままそこにいると、やがて電力がなくなり動けなくなる。
7人は、充電できる場所を求めて旅に出る。
長い旅を続けるうちには、いろんな危機的状況とかラブコメとかあるんだけど、夢でもそんなことがあったんだよ程度で省略されていたので、ここでも省略(^_^;)。
その後、充電できる場所があることはわかるんだが、遠いので残りの電力では到着できない。
そこで、ロボットを作る装置がなくて軽い分だけ電力消費が少ないグリーンに、全員の残りの電力を集めることにする。
最初の夢では、なんでグリーンなのか謎だったんだよなぁ。
で、たどり着いた場所には、ロボット修理用の部品があったので、グリーンは失われた装置をつけることにする。
その時に、ブルーのことばかり思い出している自分に気がつき、ああ私は女性性格だったんだと、女性用の部品を取り付けるというイベントがあるのだけど、なんか、このあたりのシーンは曖昧なのである。
夢の解像度が下がるというか。
まあ、それはどーでもいいんだけど、とにかく充電装置のところにたどり着くグリーン。
しかし、充電池は空だった。
もう動く電力も残っていないので、建物の屋上にある太陽光発電パネルからの電線を自分の体に直結させて、そのまま動かなくなる。
分厚い雲に覆われ、ずっと薄暗いままだったので、あまり希望は持てなかったが。
そして、建物を遠くから見る場面に切り替わって、分厚い雲の隙間から太陽の光の筋が建物に降り注ぐという、けっこう美しいけどありふれた場面で夢が終わるのである。
私の場合、何度も繰り返し見る夢でも、ストーリーが完結したら二度と見ないのである(悪夢は除く)。
なので、この7人のロボット達が夢に出てくることは、もう無いんだろうな。