テレビで放送されることは
テレビで放送されることは、たとえニュースでも原稿を書いた人の思いこみ・勘違い・主観などが含まれる。
専門的な分野のニュースなら、意味が全くわかってない素人がニュース原稿を書くことが多いはず。
用語を間違って使っているニュースを実際に見かけることもよくある。
さらに、なぜかテレビでは「自称専門家」も「専門家」として紹介されてしまう事がほとんど(追記:「○○評論家」や「○○ジャーナリスト」や「○○に詳しい」などの言葉でごまかすようになった。やはり「専門家」ではないようだ(^_^;)。)である。
何かの専門家が、自分の専門に似ている事だけど実は専門外の事に答えさせられるという場面も、テレビではよくある事である(「専門は違うけど、頭のいい人が間違ったことを言うはずがない」と、視聴者に思い込ませる目的であるとしか思えないなぁ)。
それにより、ちゃんとした専門家から見たら言ってることが無茶苦茶な「自称専門家の意見」や「本当は専門外の専門家の意見」が「専門家の意見」として放送されてしまう事もあるのだ。
まあ、ちゃんとした専門家はテレビがメインで流したい情報も間違ってたら否定するので、そこを否定しない人を選ぶと、ちゃんとした専門家以外の人になっちゃうんだろうな(^_^;)。
そして、たいていの場合そういう人たちの話は、異常に大げさな表現で伝えられる。
テレビの場合は、話半分どころか話10分の1でもいいことすらある。
しかし困ったことに、逆に重大なことを過小に表現している場合も結構多かったりする。
適正な表現である場合は滅多にないわけだ(^_^;)。
全てを信じてはいけない。
ニュース以外の番組になると、正しくないことを前提に見ないと危険である。
なにしろ、どう考えても頭が悪い人たちが作っているとしか思えない番組が無数にあるし。
ちょっと考えればすぐにデタラメだとわかる事(何も考えずに、鵜呑みにする人も多いみたいだが)を、さも本当のように放送するというのは、良くありすぎる事である。
英語などを話している人がいるときに、字幕やアフレコの内容が違ってしまっているのもよくある話だ。
嘘の情報を信じてしまわないよう、気をつけたほうがいい。
テレビのVTRは、全て(ニュースも含む)視聴率が上がる(視聴者の目を引きつける)ことのみを考えて編集される。それ以外は無い(注:スポンサー様のご意向がある場合とか、特定の商品を売れるようにしたい(これから流行する事にしたいなど)とか、特定の情報(つまらなかったり、間違い(故意も含む)であることが多い)を広めたいという場合は除く)。
あ、どこかの会社の商品が売れなくなるような情報は、その会社から文句を言われるかもしれないので、どんなに有益な情報でも流さないという事もあるかもしれないな(^_^;)。
視聴率最優先なので、とにかく視聴者の目をひくことだけを考えて作られている。
「実験」や「検証」と称する物も、番組の意図する結果が出るようにして行われることばかりである。
視聴率が取れない正確な情報よりも、ちょっと怪しいけど視聴率が取れる情報を優先するのは当たり前なのである。
テレビから視聴率が無くなれば、きっと今よりいい番組ができるんじゃないかなぁ。
街頭インタビューでは、片方の意見ばかりを意識的に多く放送したり、どういう質問に対する答えなのかがわからないようになっていたり、質問の内容を変えて放送(「○○を許せますか」と質問しておいて、「○○に賛成」として放送するなど)する事が多い。
編集によって反対の意見のように思わせる(話のごく一部だけを取り出して、細かく繋いだり順番を入れ替えたり)ことや、言っていることと違う字幕を付ける(耳が聞こえない人は、それを信じてしまうんだろうなぁ)ことも日常的に行われている。
テレビは、まず疑おう。
疑わないと、危険だよ。
あと、一番危険なのは、自分に都合が悪い・信じたくない内容の時は「テレビは嘘ばかり放送している」と言って、自分に都合が良い・信じたいときには「テレビで放送されたんだから本当だろう」と言うこと。
本当かどうかは、正しい情報を提供してくれるところで調べましょう。
自分に都合が良い・信じたい情報を、根拠もなしに(根拠があるふりをしてる場合や、怪しい情報や自分の思い込みを根拠にしている場合なども多いな)肯定しているところじゃないよ(^_^;)
追記
テレビで占いとか霊現象とか超常現象とかを肯定的に扱うのは、否定してしまったら視聴率がそこそこ取れるネタが使えなくなってしまうからではないかな。
テレビ関係者にとっては、視聴率さえ取れれば内容が正しいかどうかなんてどーでもいい事なんだろうから。
または、関連商品を扱うところから文句が出るか(^_^;)。
魂なんて無いよとか番組で言ったら、宗教を敵に回すことになるかもしれないし。
あと災害の時なんかも、悲惨な状況とか被災者へのインタビューとか必要の無い(でも、野次馬的視聴者は引きつけられる)ものばかり放送して、本当に必要な情報はほとんど流してくれないんだよなぁ。
まあ、テレビの災害報道などは、ほぼエンターテイメント化しているから、必要な情報が流れるわけないんだが(^_^;)。
テレビ関係者は、取材される側の迷惑など無視(取材拒否する人を悪者扱いする事もある)して視聴者の野次馬根性(悲惨な状況を見て楽しむのも含む)を満足させるような取材をし、エンターテイメント的な映像にして垂れ流すわけだ。
ついでに書くが、犯罪者の趣味がゲームとかアニメとかの時だけ取り上げて、他の趣味の場合は全く取り上げられないのは、あきらかに情報操作だよなぁ。
さらに追記
この記事を最初に書いたのは2004年12月だが、ここに書いた事が今(2011年3月)のテレビにも当てはまるというのは悲しいことだな。
この地震の報道の時に、ああ変わってないなぁと感じてしまった。
たぶん、未来永劫にわたって当てはまり続けるのではないか。